朝はコーヒー、午後ももう一杯。
仕事が終わらなければ
エナジードリンク、
夜は
「今日もお疲れさま」
の一杯。
こんな日も
珍しくないかもしれません。
そんなとき、
「なんだか心臓がドキドキする」
「急に胸がバクバクする」
「脈が飛ぶような感じがする」
ということはありませんか?
動悸には
さまざまな原因が
ありますが、
カフェインやアルコール、
睡眠不足、ストレスなどが
きっかけになることが
あります。
今回は、
身近な飲み物と
動悸の関係について
ご紹介します。
1.動悸=心臓病
とは限りません
動悸とは、
普段は意識しない
心臓の動きを
「ドキドキ」
「バクバク」
「ドクン」
と強く感じる状態です。
不整脈だけでなく、
貧血、甲状腺の病気、
ストレス、睡眠不足
などでも起こり、
カフェインやアルコールが
影響する場合もあります。
動悸がしたからといって、
必ず重大な心臓病と
いうわけでもありません。
大切なのは、
いつ・どんな状況で
どのくらい続いたのかを
確認することです。
2.コーヒーや
エナジードリンクの
摂りすぎに注意
カフェインには
眠気を覚ます作用が
ありますが、
摂りすぎると、
動悸や心拍数の増加、
不眠、不安感などが
現れることがあります。
注意したいのが、
知らないうちの
「カフェイン重ね飲み」
です。
朝はコーヒー、
昼もコーヒー、
夕方はエナジードリンク。
疲れている日に
心臓まで
「もうひと頑張り!」
と応援しすぎている
かもしれません。
エナジードリンクは
商品によって
カフェイン量が
大きく異なります。
飲むときは表示を確認し、
その日に飲んだ
コーヒーやお茶も
合わせて考えて
みましょう。
3.「寝不足→カフェイン」
のループになって
いませんか?
忙しいと、
寝不足 → 眠い → コーヒー
→ 夜眠れない → また寝不足
という流れに入りがちです。
睡眠不足や疲労も、
動悸を感じるきっかけに
なることがあります。
コーヒーを
もう一杯増やす前に、
「最近、
ちゃんと寝ていますか?」
も確認してみてください。
疲れをカフェインだけで
押し切るより、
休めるときに
きちんと休むことも
大切です。
4.夜のお酒と動悸
仕事終わりのビールや
ハイボールを
楽しみにしている方も
いるでしょう。
アルコールの影響には
個人差がありますが、
飲酒によって
動悸を感じる方もいます。
また、過度な飲酒は
不整脈の一つである
心房細動のリスクと
関連しています。
特に、
- お酒を飲んだ夜にドキドキする
- 翌朝、脈がいつもと違う
- 飲み会の翌日に動悸が起こりやすい
という方は、
飲酒量との関係を
確認してみましょう。
また、エナジードリンクと
お酒を一緒に飲むことは
おすすめできません。
カフェインを摂っても
アルコールが
早く抜けるわけでは
ありません。
「元気になったから、
もう一杯!」は、
本当に酔いが
覚めたわけではないので
注意しましょう。
5.動悸がしたら
メモしてみましょう
動悸を繰り返す場合は、
- 何時ごろ起こったか
- 何分くらい続いたか
- コーヒーやエナジードリンクをどのくらい飲んだか
- お酒を飲んでいたか
- 寝不足や疲れがなかったか
- 脈が速かったか、乱れていたか
- 胸痛、息切れ、めまいがなかったか
などを記録しておくと、
診察の参考になります。
「たまに動悸がします」
よりも、
「午後3時ごろ、
エナジードリンクを
飲んだあとに
10分ほどドキドキ
しました」
のほうが、
原因を考える
手がかりになります。
6.こんな動悸は
循環器内科へ
次のような場合は
「疲れているだけ」
と決めつけず、
一度医療機関へ
ご相談ください。
- 動悸を何度も繰り返す
- 以前より回数が増えている
- 安静にしていても突然起こる
- 脈がバラバラに感じる
- 動悸が長く続く
- 息切れやめまいを伴う
- 運動中に起こる
- カフェインやお酒を控えても繰り返す
また、動悸とともに
胸が締め付けられる
ような痛み、
強い息苦しさ、失神、
立っていられないほどの
ふらつきなどが
ある場合は、
緊急性の高い
病気の可能性があります。
速やかに119番へ
連絡してください。
7.「ちょっと見直す」
ことから
コーヒーやお酒を
すべてやめる必要が
あるわけではありません。
まずは、
- 一日のコーヒー量を確認する
- エナジードリンクのカフェイン量を見る
- カフェインを重ねすぎない
- 寝不足をカフェインだけで乗り切らない
- お酒を飲みすぎない
- エナジードリンクとお酒を一緒に飲まない
- 動悸が起きた状況を記録する
ことから
始めてみましょう。
「コーヒーのせいかな」
「疲れているだけかな」
と、繰り返す動悸まで
毎回片づけてしまう
必要はありません。
仕事には
締め切りがありますが、
体のメンテナンスまで
後回しにしすぎない
ようにしましょう。
気になる動悸が
続く場合は、
循環器内科へご
相談ください。
※本記事は
一般的な医療情報を
お伝えするもので、
個々の症状を
診断するものでは
ありません。
動悸を繰り返す場合や、
胸痛・強い息切れ
失神などを伴う場合は、
症状に応じて
医療機関への受診
または救急要請を
行ってください。


