秋の夜長、スマホの見すぎで睡眠障害?質の良い睡眠をとるためのヒント

内科一般

涼しくなり、過ごしやすい夜が増える10月。
「寝る前にちょっとスマホをチェック」から、ついつい1時間…ということ、ありませんか?
実はこの“寝る前スマホ”こそが、睡眠の質を下げる大きな要因になっているかもしれません。
今回は、「秋の夜長に気をつけたい睡眠の落とし穴」と、「ぐっすり眠るためのちょっとした工夫」をご紹介します。

1.なぜスマホが睡眠の質を下げるのか?

1.ブルーライトの影響
スマホやパソコンなどの画面から出るブルーライトは、脳を昼間と勘違いさせてしまう強い光です。この光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、入眠しにくくなることがわかっています。

2.SNSや動画による“脳の興奮”
面白い動画、刺激的なニュース、SNSでのやりとりなどにより、脳が興奮状態に。
ベッドに入っても「なんとなく眠れない」状態になってしまいます。

2.睡眠不足が体に与える影響

  • 高血圧や動脈硬化のリスクが上がる
  • 心拍の変動が大きくなり、不整脈を引き起こす可能性も
  • 食欲のコントロールが乱れ、肥満や糖尿病の原因に
  • 日中の集中力や免疫力が低下
  • とくに循環器系に不安がある方や中高年の方は、日々の睡眠管理がとても重要です。

3.どうしてもスマホを使う場合は?

  • ナイトモード(ブルーライトカット)をオン
  • 画面の明るさを暗めに設定
  • 長時間の視聴を避ける(目安:15分以内)
  • 完全にやめられない場合でも、「使い方を意識する」だけでかなり違います。

まとめ.秋こそ“眠りの質”を見直すタイミング

気温差・日照時間の変化・行事の多さなどで、体も心も揺らぎやすい10月。だからこそ、しっかり眠って整えることが、健康を守る第一歩です。
「最近、寝つきが悪い」「朝起きたときに疲れが取れない」そんな方は、まずスマホとの付き合い方を見直してみましょう。