① 冬の朝あるある:「うっ…胸がキューッ!」
真冬の朝、外に出た瞬間――
「うっ…胸がキューッ…これってヤバい?」
階段をダッシュしたとき
雪かきや重い荷物を持ったとき
冷たい風の中を早歩きしたとき
こんな“ヒヤッ”を全部「筋肉痛でしょ」と片付けるか、「心臓かも?」と一度疑えるかで、けっこう未来が変わります。
② 狭心症っぽい胸の痛みのポイント
狭心症は、心臓に酸素が足りなくなっているサイン。
こんな特徴が多いです
痛む場所
胸の真ん中〜左側を“手のひらサイズ”でギューッと締めつけられる感じ
出るタイミング
階段・早歩き・重い荷物・寒い屋外など「ちょっと頑張ったとき+冷え」
持続時間
数分〜10分ほど続き、休むとスッと楽になる
広がり方
左腕・肩・首・あご・背中・みぞおちに重さや痛みが広がることも
付属症状
息苦しさ・冷や汗・吐き気がセットだと危険度アップ
特に
「運動や寒さで胸が重くなり、休むと治る」を何度も繰り返す場合は、かなり“狭心症寄りパターン”です。
③ たぶん心臓じゃなさそうなパターン(でも油断は禁物)
こんな特徴だと、筋肉や神経・胃などが原因のことも多いです:
「ここ!」と指一本でピンポイントに示せる痛み
押したり、体をひねったりすると痛みが変わる
深呼吸や咳でズキッとする
焼き肉・ラーメンのあとに、みぞおちが焼けるような胸やけ
とはいえ、胸の真ん中〜左側の症状は自己判断NG。
「スマホ猫背かな〜」と思っていたら実は心臓、ということもあります。
④ 冬と心臓のちょっと雑学
寒さ
→ 体は熱を逃がさないように血管をキュッと縮める
→ 血圧アップ&心臓の仕事量アップ
そこに
雪かき
階段ダッシュ
飲み会帰りのウォーキング
が重なると、心臓的には「突然残業させられたうえに暖房も切られた」みたいなブラック環境になります。
だから、冬の「無理して急に動く」は要注意です。
⑤ 「これは様子見しないで!」なサイン
救急要請レベル(119を検討する目安)
強い胸の痛み・圧迫感が15〜20分以上続く
痛みが腕・首・あご・背中・みぞおちに広がる
息苦しさ・冷や汗・めまい・吐き気を伴う
「今までにないツラさ」
「立っていられないレベル」
できるだけ早く外来受診したいサイン
階段・坂道・早歩き・寒い屋外で胸が重苦しくなり、休むと治る
その発作が何度も繰り返される
高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙歴・家族に心筋梗塞の人がいる
⑥ まとめ:笑い話で終わらせず、“ヒヤッ”をきっかけに
寒い日の“ヒヤッ”は、たんなる筋肉痛のことも心臓の「助けてサイン」のこともあります。
場所・タイミング・時間・一緒に出る症状が要チェック。
ネットで「たぶん大丈夫」と自己診断するより、「ちょっと心配しすぎかな?」くらいで受診する方が、心臓にはやさしいです。
ご自身やご家族に思い当たるところがあれば、「寒くなったし、心臓のチェックでもしておこうか」くらいの軽い気持ちで、一度ご相談ください。

