冬の“隠れ脱水”が血圧と脳卒中リスクに与える影響

内科一般

「トイレが近いから水はガマン」…それ、血管にとってはホラーです

「トイレが近くなるから、あまり水を飲まないようにしてます」

という方が本当に多いです。
でもそれ、血管からするとかなり困る話です。

1.なぜ冬でも脱水になるの?

  • 暖房で空気はカラカラ
  • 息や皮膚から、知らないうちに水分が蒸発
  • お茶・コーヒーばかりだと、カフェインで余計に尿が増える

「汗をかいてない=脱水してない」ではありません。
静かにジワジワ水分が減るのが冬のこわいところです。

2.隠れ脱水 → 血圧アップ → 脳卒中リスク

水分が足りないと

  • 血液が“シロップ寄り”に濃くなる
  • 流れが悪くなり、心臓はもっと強く押し出そうとする
  • その結果、血圧が上がりやすくなる

とくに

  • 寒い朝
  • 布団からガバッと起きる
  • トイレが寒い

そのうえ水分少なめ&高血圧持ち
このコンボは、脳卒中・心筋梗塞のリスクが上がる最悪パターンです。

3.今日からできる簡単対策

  • 「のどが渇く前」に、少しずつ温かい飲み物を
  • 1回100〜150mLを1日6〜8回が目安
  • カフェインばかりでなく、白湯・麦茶・ノンカフェインも混ぜる

朝起きたら

  • トイレ
  • 血圧を測る
  • コップ1杯の水分補給

トイレは「敵」ではなく、ちゃんと働いてくれている味方です。
水をガマンして血管をいじめるより、堂々とトイレに行くほうが安全です。

4.こんなときは受診を

  • 冬になってから血圧が高め
  • 立ちくらみ・頭痛が増えた
  • 胸の痛み・息切れ・片側の手足のしびれがある

こうした症状は、脳や心臓のトラブルのサインのことがあります。
「冬だから疲れてるだけかな?」と思わず、早めの受診をおすすめします。