そのひと言、スルーしていませんか?
1.健康診断でよくあるこのやりとり
先生
「血圧、少し高いですね」
自分
「いや〜昨日ちょっと寝不足で」
「今日は階段のぼったので」
「白衣に緊張しまして」
……そして、そのまま忘れる。
これはもう、健診あるあるです。
でも血圧は、ただの“その日の気分”ではありません。
高いままが続くと、心臓や血管にじわじわ負担をかけてしまいます。
しかもやっかいなのが、あまり症状がないこと。
静かです。とても静か。
でも裏では、血管にこっそり仕事を増やしています。
2.1回高いだけなら大丈夫?
実は、健診では緊張して血圧が上がることがあります。
いわゆる“本番に弱い血圧”です。
なので、1回高かっただけで即アウト、というわけではありません。
ただし、「じゃあ気にしなくていいね!」とはならないのが血圧の難しいところです。
3.まずやってほしいこと
おすすめは、家で血圧を測ることです。
朝:起きて1時間以内、朝ごはん前
夜:寝る前
数日続けてみて、家でも高いようなら受診をおすすめします。
4.放っておくとどうなるの?
高血圧が続くと、
- 脳卒中
- 心筋梗塞
- 心不全
- 動脈硬化
などのリスクが高くなります。
つまり高血圧は、「今つらい病気」より「あとで困る病気」です。
見た目はおだやか。でも中身はなかなか油断できません。
5.今日からできること
いきなり完璧を目指さなくて大丈夫です。
汁物を飲み干さない
味の濃いものを少し控える
少し歩く
夜ふかしを減らす
このあたりからで十分です。
急に全部がんばると、三日後には“健康になろうとして疲れる”という、ちょっと不思議な状態になることもあります。
6.まとめ
健康診断で「血圧が高い」と言われたら、大事なのは聞かなかったことにしないことです。
「たまたまかな?」で終わらせず、
- まずは家で測ってみる。
- 高い日が続くなら相談してみる。
- それだけでも大きな一歩です。
血圧はふだん無口ですが、ときどき数字で大事なことを伝えてきます。
そのサイン、どうかスルーせずに。
気になる方は、お気軽に循環器内科へご相談ください。


