トップページ > お知らせ一覧 > お酒との向き合い方 飲みすぎたときの対処法と、上手な付き合い方
202508.27
はじめに
「昨日はちょっと飲みすぎたかも…」
そんな経験はありませんか?

お酒は、適量であればリラックス効果や人との
コミュニケーションを深める良いきっかけになります。
一方で、飲み方を間違えると体に大きな負担をかけ、
健康リスクを高めてしまいます。

今回は、医師の立場から
「お酒との上手な付き合い方」と「飲みすぎた時の対処法」
について、わかりやすく解説します。

飲みすぎが体に与える影響
お酒(アルコール)は体内で肝臓により分解されますが、
過剰に摂取すると次のような影響が起こります。

肝臓への負担(γ-GTPの上昇など)

脱水状態になりやすい

胃腸の粘膜が荒れる

血圧や脈拍が上がる

睡眠の質が低下する

特に寝酒は眠りを浅くし、疲労が取れにくくなる原因になります。

飲みすぎた翌日の対処法
水分補給をしっかりとる
 アルコールには利尿作用があるため、体が脱水気味になります。
水や経口補水液、味噌汁などで水分とミネラルを補いましょう。

胃にやさしいものを食べる
 おかゆ、バナナ、ヨーグルトなど、
消化に良いものを少量ずつ摂るのが理想的です。

無理をせず、しっかり休む
 頭痛や吐き気があるときは、なるべく静かに過ごし、
軽い昼寝などで体を回復させましょう。

薬は慎重に選ぶ
 頭痛がつらくても、胃に負担をかける鎮痛剤(例:ロキソニン)は避け、
必要であれば胃薬や整腸剤を使いましょう。

飲んだ翌日におすすめの回復メニュー
飲みすぎた翌日は、胃腸に負担をかけず、
体にやさしい栄養補給が大切です。
以下のようなメニューがおすすめです。

具だくさん味噌汁(豆腐・わかめ・ねぎなど)
 水分・ミネラル・たんぱく質を補いながら、体をあたためます。

梅干し入りおかゆ
 胃にやさしく、クエン酸で疲労回復効果も期待できます。

バナナとヨーグルト
 カリウム補給と整腸作用に役立ちます。朝食代わりにもおすすめ。

りんごのすりおろし
 胃にやさしく、自然な甘みで食べやすい回復食です。

無理にたくさん食べようとせず、「食べられるものを少量から」が基本です。

お酒と上手に付き合うための5つの習慣
習慣 内容
空腹で飲まない 胃に負担がかかり、酔いやすくなります
ゆっくり飲む 肝臓が処理できるペース(1時間に1杯)を守る
水を一緒に飲む お酒1杯につき、水1杯を目安に
休肝日をつくる 週に2日は肝臓を休める日を
体調不良時は控える 無理な飲酒は健康リスクを高めます

アルコールと薬の併用に注意
風邪薬、睡眠薬、降圧薬などとアルコールを一緒に摂取すると、
重い副作用を引き起こすことがあります。
「少しだから大丈夫」は危険です。
服薬中は必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

院長からひとこと
お酒を全くやめる必要はありません。
ただし、「飲み方」と「体の声」に耳を傾けることが大切です。

もし、
健診で肝機能の数値が高かったり、
飲酒後に体調を崩すことが多いようであれば、
早めに医師に相談しましょう。
上手に付き合うことで、
健康と楽しさのバランスを保てます。

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