内科一般
- 地域の”かかりつけ医”として、内科全般の診療を行います
- お年寄りから小学生以上のお子様までの全般的な内科診療のほか、循環器疾患に力を入れています。せき、喉の痛み、発熱、腹痛、下痢、めまいなどの急性症状から、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、幅広く診療いたします。
エコー検査は全身(心臓、腹部、甲状腺、頸動脈や下肢血管)に対応でき、骨粗鬆症の診断のための骨密度検査も可能です。
- 一般的な『西洋医学』と漢方薬による『東洋医学』の融合
- 「調子が悪いのだけれど、どこが悪いのかわからない」「ずっと治療を続けているが、なかなか良くならない」など健康上の不安などについても、遠慮無くご相談ください。
発病には至らないものの軽い症状がある状態、東洋医学では「未病」といいます。からだ全体のバランスや自律神経の乱れが病気を引き起こすと考え、その乱れを整えることにより治療していきます。未病に対しては漢方薬を用いて表面に出ている症状を和らげ、取り除くだけでなく、それらの症状を引き起こす根本的なものを癒し、健康な状態に戻していきます。
心臓病
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心臓病とは、「狭心症」「心筋梗塞」「心臓弁膜症」「心筋症」「不整脈」などの病気の総称をいいます。加齢や生活習慣病などの危険因子が後に心臓病を引き起こし、さらに最悪の場合、心不全(心臓の機能低下)へと進行していきます。
心臓病
心臓病による予期せぬ死や心機能が低下し元気に生活できなくなる事態は、皆さんが心臓病の病態と治療方法、また動脈硬化の進展経過と予防方法を知ることにより回避できるのです。 -
ペースメーカークリニック
ペースメーカー植え込み術を受けられた患者様を対象に、ペースメーカークリニック(ペースメーカー外来)を3カ月に1回開いています。心臓ペースメーカーが良好に作動しているか、電池寿命はあとどれくらいかなどをチェックします。心臓の状態により設定された脈拍の数を変更することも簡単にできます。5~15年に1回程度の電池交換が必要になりますが、その際は連携医療機関をご紹介いたします。
心不全
心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態を『心不全』といいます。心不全は心臓病の行く末で、だんだん悪くなり、息切れやむくみが起こり、生命を縮めます。心不全になっても長く生きるためには、軽症のうちからしっかりと治療することが大切です。なるべく増悪させない(入院回数を減らす)、あるいは増悪に早く気付き、軽症のうちに対処(初期消火)することが重要です。
心不全生活習慣病
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高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)など、生活習慣の不摂生が主な原因となって起こる慢性疾患です。生活習慣の改善、特に食事療法ならびに運動療法が治療の中心になります。必要と判断された場合には、薬物療法も併用します。治療は患者さんとの共同作業、お互いの信頼関係や同じ目的を持つことが何よりも大切です。
生活習慣病 -
高血圧症
塩分の摂り過ぎ、喫煙、飲酒、運動不足、肥満など不摂生の積み重ねが高血圧の主な原因です。
高血圧症
高血圧を放置して動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの合併症を引き起こしてしまうよりは、薬を飲み続けることで血圧を下げ、合併症や他の病気になってしまうことを防ぐことが大切です。高血圧の治療でもう一つ大切なことは、定期的に血圧を測定し、自身の今の状態をしっかりと把握、記録しておくことです。
また睡眠時無呼吸症候群やホルモン異常など別の病気が原因で高血圧になっていることもあり、『薬を飲んで下がればOK』でなく、原因を突き止め、原因に対する治療も並行して行うことが重要です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、その名の通り眠っている間に呼吸が止まってしまう状態(無呼吸)が繰り返される病気です。SASは高血圧をひきおこし、さらには心筋梗塞や心不全、不整脈などの心臓病を合併します。「心臓を守る」ため、CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)等の治療を行うことで生命予後の改善を目指しております。
睡眠時無呼吸症候群運動療法
「運動不足」は糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の原因となるだけでなく、筋力や心臓の予備力が低下し、運動能力が衰えていきます。
運動は生活習慣病の改善や予防となるだけでなく、動脈硬化(=血管の老化)や心臓病の改善ないし予防まで期待でき、病気に対する抵抗力も高めます。
当院では心臓リハビリテーションなど、内科疾患に対する運動療法を積極的に行っています(心臓リハビリテーションでは、運動により心臓だけでなく全身の筋肉を鍛え、楽に動けるようになります)。
※新型コロナウイルス感染流行のため、2020年8月より中断しています。
食事療法
病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないものです。食生活の改善により病気の治療や健康改善を図る食事療法は、「本来あるべき姿の食習慣に戻す」ことが大原則ですが、長年食べ慣れてきた食習慣を病気のために制限されることは患者さんにとって苦痛となるはずです。「何でもダメ」という指導でなく、「食べてもよいが一日にこのくらいまで」とか、「この食品の代わりにこのような食品を」といった患者さんに寄り添う指導を心掛けています。
食事療法フレイル
「フレイル」とは筋力や心身の活力が低下し、自立と要介護の狭間にある状態です。加齢に伴う老化現象とも考えられますが、多くの高齢者はフレイルの時期を経て、寝たきり・認知症などの要介護状態に至ります。
心不全が進行すると低体重(低栄養)になります。運動能力(筋力)や免疫力が低下し、かぜなどの感染症にかかりやすく、治りにくくなります。つまり心不全はフレイルの原因となり、さらにフレイルは心不全患者さんの寿命を縮めます。
「フレイルに陥らないようにする」「フレイルが進行するのを防ぐ」ためにはまずは疾病管理、そして運動や食事などの生活習慣を改善することでフレイルの進行を食い止めることができます。
在宅診療
在宅支援診療所として、通院が困難になられた患者様には訪問診療を行い、住み慣れた家で過ごせるよう精一杯サポートします。当院は『非がん』患者様を主な対象としており、寝たきりや認知症、在宅酸素療法や経管栄養を施行中の患者様の自宅へ定期的に訪問診療を行っております。地域の医療機関や介護施設、訪問看護ステーション等と連携を取り、安心・安全に生活をしていただくための環境づくりをモットーとしています。
尚、緊急往診は定期的に訪問診療を行っている患者様に限らせていただきます。
各種検査
心臓病は特に、命にかかわる危険が差し迫っている状態でないか、速く正確に診断を行うことが重要です。当院では心臓病の専門的な検査も含め、各種検査を最短即日から行っております。最悪の状態にならないためには「健康(元気)なうちから」定期的に、健康診断で異常が見つかった場合や心臓病の症状が出た場合は『速やかに』検査を受けるようにしましょう。
各種検査健康診断
入学や雇入時などの個人での健康診断から、企業の定期健康診断まで、随時受け付けております。
事前のご予約は不要ですが、結果のご説明や提出用書類のお渡しは翌日以降になります。
提出先・目的により検査項目が異なりますので、健康診断をご検討の際はお電話にてお問い合わせください。
Aコース ※40歳未満(35歳を除く) | 既往歴と業務歴の調査、自覚症状と他覚症状、身長・体重・腹囲・視力・聴力検査、血圧の測定、尿検査(糖と蛋白) |
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Bコース ※40歳未満(35歳を除く) | Aコースの検査内容に加え、 胸部X線検査、貧血検査(血色素量及び赤血球)、肝機能検査(GOT,GPT,y-GPT)、血中資質検査(LDL-C,HDL-C,中性脂肪)、血糖検査(空腹時血糖) |
Cコース ※35歳、40歳以上・雇入時 | Bコースの検査内容に加え、心電図検査 |
心臓・血管ドック(自費)
年をとるだけでも、心臓は年々悪くなっていきます。生活習慣病などの危険因子が重なるほど動脈硬化を引き起こし、心臓病へと進行していきます。
下記のいずれかに当てはまる人は、心臓病の可能性があります。しかし心臓が悪くなっても初期には無症状であることが多く、検査をしなければ動脈硬化や心臓病が潜んでいるかは分かりません。あなたがすでに心臓病なのか、まだ予備軍の状態なのかを知るために、当院で「心臓・血管ドッグ」をお受けすることをお勧めします。
- ご家族に脳卒中や心臓病の方がいらっしゃる方
- 肥満の方
- 喫煙されている方
- 健診で心電図の異常や生活習慣病を指摘されたことがある
- 65歳以上の方
- 胸の痛み、息切れ、動悸を感じたことのある方
心臓病や動脈硬化の進み方には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく影響します。定期的に検査を受けて、血管や心臓の健康度を知り、生活習慣を改善することが心臓病や動脈硬化の何よりの予防に繋がります。
検査の所要時間はおよそ1時間、オプション検査(運動負荷心電図追加)を行う場合は2時間ほどになります。結果のご説明は当日可能です。
事前のご予約が必要ですので、ご検討の際はまずお電話にてお問い合わせください。
※症状がある方、健診で異常を指摘されている方は自費扱いとせず、医療保険の適応になります。保険証の持参をお願い致します。
心臓・血管ドック | 頸動脈エコー(首の血管の動脈硬化度を評価する) 心臓エコー(心臓の筋肉の動き・厚さ、弁の具合を調べる) 安静時心電図 ABI(全身の動脈硬化の進行度や下肢血管の詰まりを調べる) |
13,000円(税込) |
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オプション | 運動負荷心電図(心臓に負担をかけ、狭心症や不整脈が出ないかを調べる) | +17,000円(税込) |
予防接種
細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを接種することによって当該感染症にかかりにくくし、
また、たとえその病気にかかったとしても重症化を防ぎます。
予防接種については、ワクチンの在庫がない場合がございますので、必ず事前にお電話もしくは受付にてご予約をお願いいたします。
現在当院では下記の予防接種を受けることが可能となっております。またインフルエンザ以外は、3歳以上を対象とさせていただきます。
肺炎球菌
インフルエンザ
麻疹風疹
(MR)水痘・帯状疱疹
おたふくかぜ
HPV
(ヒトパピローマウイルス)B型肝炎
DT
(ジフテリア・破傷風)日本脳炎
新型コロナウイルス
このような症状があったら、まずは当院にご相談ください。
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胸が痛い・ドキドキする
- 動いたときに胸が痛む・・・労作性狭心症の疑い
- 夜間・早朝胸が痛む・・・冠攣縮性狭心症の疑い
- ドキドキする・脈が飛ぶ・・・不整脈の疑い
その他、胸痛の原因疾患として、肺炎・胸膜炎・肺梗塞・自然気胸・心外膜炎・肋軟骨炎・大動脈解離・GERD(逆流性食道炎)・消化性潰瘍・うつ病・不安状態等が考えられます。
心電図・運動負荷心電図・胸部レントゲン・心エコー・ホルター心電図などの検査を行います。緊急性のある場合は、直ちに連携病院へご紹介します。 -
足がむくむ
- 心不全、腎不全、肝不全、甲状腺機能低下症、低栄養、運動不足、深部静脈血栓症、リンパ浮腫などが考えられます。
胸部レントゲン、心電図、血液検査、尿検査、心エコー、下肢静脈エコー、甲状腺エコーなどの検査を行います。
必要に応じて連携医療機関へご紹介します。 -
歩くとすぐ息がきれる
- 心不全、肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)、貧血、甲状腺機能低下症、運動不足、筋肉減少症(サルコぺニア)などが考えられます。
胸部レントゲン、心電図、血液検査、心エコー、甲状腺エコー、呼吸機能検査、心肺運動負荷試験などの検査を行います。
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薬を飲んでも血圧が下がらない
- 二次性高血圧が疑われ、原発性アルドステロン症、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、腎動脈狭窄症、内頚動脈狭窄症などが原因である可能性が考えられます。
血液検査(各種ホルモン検査)、腹部エコー、腎動脈エコー、頚動脈エコー、簡易睡眠検査などの検査を行います。
必要に応じて連携医療機関へご紹介します。 -
いびきをかく、日中眠い
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性があります。
ご自宅にて行える簡易睡眠検査で、夜間無呼吸を調べます。SASと診断された場合、夜間CPAP治療(就眠時に陽圧呼吸をかけ続ける治療法)の適応があります。
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失神・めまい
- 持続性心室頻拍・徐脈性不整脈(房室ブロック、洞不全症候群など)などの不整脈、大動脈弁狭窄症、起立性低血圧、頸動脈狭窄症、内耳性めまい(メニエル病)が原因である可能性が考えられます。
心電図・心エコー・ホルター心電図・頸動脈エコーなどの検査を行います。緊急性のある場合は、直ちに連携病院へご紹介します。
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歩くと足が痛い
- 閉塞性動脈硬化症、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、筋肉痛など
足の血管が詰まっているかもしれません。ABI(上下肢の血圧を同時に測定する検査)にて判断します。
内科的疾患でなければ、提携医療機関整形外科をご紹介します。 -
健診で心雑音、心拡大、心電図異常を指摘された
- 心雑音・・・心臓弁膜症や先天性心疾患の疑い
- 心拡大・・・心臓病や心不全の疑い
- 心電図異常・・・心臓病や不整脈の疑い
心電図・運動負荷心電図・胸部レントゲン・心エコー・ホルター心電図などの検査を行います。緊急性のある場合は、直ちに連携病院へご紹介します。
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健診で高血糖、脂質(コレステロール・中性脂肪)異常を指摘された
当院で健診データを見せていただき、適切なアドバイスをさせていただきます。当院では、健診の結果を聞いたけど、よくわからない、納得できないという方のために、健康診断のセカンドオピニオンを実施しております。